驚愕の事実!「無意識」は「意識」よりも先に私の行動を決めている

「無意識」と「意識」

「無意識」とは、意識していない意識。それは、普段は私たちがまったく意識することのない領域です。

たとえば、歩く時もそう。右足を動かしたら、次に左足を前に出して、なんて、そのつど考えることはありません。

そこは無意識の働きにまかせているので、私たちは何も考えずに歩くことができるのです。

 

一方、「意識」とは、いま自分がやっていることを自覚している心の働きです。

私たちがさまざなことを見たり、聞いたり、考えたりする時は、この意識というものを使っています。

 

この「無意識」と「意識」の関係に関して、30年以上も前に驚愕の事実が発表されました。

それが、

「無意識は意識よりも先に私の行動を決めている」

という事実です。

 

そのことが「無意識の整え方(前野隆司 著)」に記載されています。

無意識の整え方(前野隆司 著)

1983年、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の医学部神経生理学のリベット教授が発表したものです。

リベット教授が行ったのは、人間が指を動かそうとするとき、脳にある「動かそう」と意図する働き(意識)と、筋肉を動かせと脳が指令する随意運動野(無意識)の働き、そして実際に指が動くタイミングを計測する実験でした。

その結果は驚くべきものでした。

筋肉を動かすための運動神経の指令(無意識)は、心が「動かそう」と意図する脳の活動(意識)よりも0.35秒も先だということがわかったのです。

常識的には、意識が最初に「動かそう」とし、それにしたがって運動の指令(無意識)が出て、指が動くはずですよね。

ところが、実際は、まったく逆だったのです。

何かの間違いではないかと思うかもしれませんが、この実験はその後もいろいろな研究者によっておこなわれており、いずれもほぼ同じ結果が得られています。

驚くべき事実ですよね!

わかりやすく具体的に考えてみます。

 

水を飲もうと考える「0.35秒」前に

たとえば、私がこの目の前にある水を飲む時のことを考えてみます。

そのプロセスはこうです。

「水を飲もうと考え、手を伸ばして水を飲む」

 

つまり、「(A)脳で考え、体に指令し →(B)体が動く」という順番で行われる。

しかし、これが逆だと言うのです。

「(B)体が動き →(A)脳が解釈する」

 

つまり、水を飲もうと考える前に、手の方が先に動いているということです。

その無意識の動きが先にあって、0.35秒後に脳は後追いで解釈して、自分が動かしていると思っているだけというのです。

 

今まで私が考えてやっていると思っていたことも・・・

びっくりですよね!

つまり、今まで私が考えてやっていると思っていたことも、実は私が考えてやっていたわけではないのか・・・。

 

30年以上も前の発表ですが、このことはあまり知られていない氣がします。

どうぞご参考にしてください。

ABOUTこの記事を書いた人

パーソナルコーチ。株式会社SKIP 代表取締役。システム開発会社にて通信分野のシステム開発・企画を経て、独立。パーソナルコーチングの他、個人や企業のメディア戦略をサポートしている。