はじめての電子書籍「第四章 出版と販売」

「はじめての電子書籍」というテーマで、コラムをお届けしています。

「はじめての電子書籍」は、四章立ての構成となっております。

第一章 電子書籍の現状
第二章 KDPの活用
第三章 電子書籍の作り方
第四章 出版と販売

 

今回は最終回として、「第四章 出版と販売」についてお話ししたいと思います。

第四章では「出版と販売」と題して、Amazonのプラットフォームを活用したKDPの登録方法と出版手順についてご説明いたします。

 

電子書籍の出版と販売

電子書籍の制作が完了した後のステップになります。

出版に関しては、4つのステップで進めていきます。

【STEP1】 KDPに登録する
【STEP2】 口座と税の登録をする
【STEP3】 出版登録をする
【STEP4】 出版する

 

【STEP1】 KDPに登録する

まず、STEP1は「KDPに登録する」です。

kdp.amazon.co.jpにアクセスして、Amazonのアカウントを作ります。

すでにAmazonにアカウントある人は、そのアカウントをKDPのアカウントとしても使うことができます。

そのアカウントで、kdp.amazon.co.jpにアクセスし、ログインしてみましょう。

 

【STEP2】 口座と税の登録をする

次に、STEP2は「口座と税の登録をする」です。

出版して電子書籍が売れると、売れた冊数に応じて印税収入を得ることができます。

その印税収入を受け取る口座の登録と、その印税を受け取るための税の契約に関するやりとりが必要になります。

口座の登録に関しては、個人名義でも大丈夫ですし、法人名義の口座でも大丈夫です。

 

また、税の契約のやりとりについては、Amazonはアメリカの企業なので、英語での書式などもありますが、ステップにしたがってやっていけば、それほど難しいものではありません。

以前は、多少難しい部分もありましたが、現在は「KDPクイックスタートガイド」という手引書もリリースされ、わかりやすくなっています。

このKDPクイックスタートガイドにしたがって、進めていけば大丈夫です。

ここまでがKDPの基本登録となります。

次にSTEP3です。

 

【STEP3】 出版登録をする

STEP3は「出版登録をする」です。

作成した電子書籍の出版登録をしていきます。

本のタイトルやカテゴリなど、登録項目にしたがって入力していきます。

作成した表紙画像とEPUB形式の電子書籍ファイルもここで登録していきます。

 

登録した本は仮想端末にてプレビューで確認することができます。

ここで電子書籍としての表示など、全体を通して確認し、誤りがないかなど最終チェックをします。

誤りがあれば、再度作り直して、再登録すれば大丈夫です。

 

出版価格についても設定していきます。

価格については、無料で出版することもできます。

無料で出版して多くの人に見てもらうというのもひとつの戦略です。

有料の場合は、99円から設定できます。

印税率は、35%もしくは70%の設定を選べますが、70%のロイヤリティを選ぶには条件があります。

 

70%のロイヤリティを選ぶには「KDPセレクト」というものに登録することになるのですが、

具体的には、

・Amazonのみで販売する
・250円〜1250円の価格帯にする
・KindleUnlimitedの対象になる

など、これらの条件を満たせば、70%のロイヤリティを得ることができます。

電子書籍は自由に価格設定ができるので、本の分量や、すでに出版されている他の書籍の価格なども参考にしながら、適正な価格を設定すると良いでしょう。

ここまで完了したら、あとは最後のステップになります。

 

【STEP4】 出版する

最後のSTEP4は「出版する」です。

登録項目にしたがって、入力が完了したら、あとは出版ボタンを押すだけです。

出版時のコメントには最大72時間で出版されるとの記載があります。

その時の状況によって、出版までにかかる時間は変わりますが、早い時は半日ほどで出版されることもありました。

出版が完了すると、登録したメールアドレスに通知が来ます。

これで出版作業が完了となります。

実際にAmazonにアクセスして、自分の名前や出版した本のタイトルで検索してみると、Amazonに本がアップされていることが確認できます。

自ら購入して、Kindleアプリをインストールし、購入した電子書籍を読んでみましょう。

購入されると1冊売れるごとにKDPの管理画面の売り上げグラフに反映されていきます。

購入後、10分ぐらいで反映されます。

 

自分で購入してみて問題なければ、告知していきましょう。

SNSやブログ、メルマガなどを活用して、まずは自分の声が届くところへお知らせしていきましょう。

電子書籍として体系的にまとまったコンテンツであれば、興味を持って読んでいただけるのではないでしょうか。

最後に、電子書籍を売るためのひとつの秘訣についてお伝えしようと思います。

 

電子書籍を売るための秘訣

売れる電子書籍にするためには、最初の初動の売り上げの動きを作っていくことが重要になります。

最初の初動の動きができると、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というAmazonの仕組みによって、さらに拡散されていきます。

 

たとえば、私の事例で見ていきます。

私も最初に電子書籍を出版した時、売れるかどうかわからない中で試行錯誤しながら出版活動を開始しました。

電子書籍を出版した後、フェイスブックやブログなどで紹介し、そこから購入していただきました。

まずは最初の数日で30冊ぐらいの売上の動きが生まれました。

その後、これで終わりかなと思っていたら、数日経つと、また売上のグラフが上がり始めたのです。

Amazonにて、この本のページを見てみると、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という関連商品に本が並ぶようになっていました。

これは、逆を言えば、ここで関連で紹介されている書籍の方のページにも、私の本が関連として掲載されているということです。

そうやって、関連商品を通じて拡がっていき、自分のことを知らない人の目に触れられるようになっていったのです。

 

しかし、そこで購入してもらうためには、前回お話した3つの関門を突破していくことが必要になります。

【第一関門】「表紙」と「タイトル」で選ばれる
【第二関門】「はじめに」と「目次」で選ばれる
【第三関門】「レビュー」で選ばれる

これらの関門を突破して、はじめて書籍を購入してもらうことができるのです。

だからこそ、表紙とタイトル、はじめにと目次の構成が大事になっていくるのです。

そのために、第三章でお話しした「逆から考える」という視点で、電子書籍を作っていただくと良いと思います。

以上が、電子書籍の出版と販売のおおまかな流れになります。

 

電子書籍は、自由にいつでも無料で出版することができます。

このAmazonのプラットフォームを活用して、まさに個人が出版社になれる時代になったのです。

おもしろい時代になりました。

ぜひこの機会にあなたもチャレンジしてみませんか?

 

このコラムをお読みいただき、あなたが電子書籍を出版してみようと思ったり、また、実際にご参考にしていただけたら大変うれしく思います。

もし一人では難しいと思われる方がいらっしゃいましたら、私がお手伝いすることも可能ですので、必要であればお声がけください。

電子書籍出版コーチングというかたちで電子書籍の出版をお手伝いいたします。

 

電子書籍出版コーチング

電子書籍出版コーチングは、3か月で電子書籍を出版するプロジェクトです。

企画・構成・制作・出版までをトータルでサポートさせていただきます。

おおまかな流れとしては、

1か月目に「企画・構成」
2か月目に「制作」
3か月めに「出版」

という流れで進めていきます。

 

そして、企画・構成・制作・出版の各工程において、それぞれの工程に合わせた個人コーチングを実施させていただきます。

個人コーチングは、対面も可能ですし、遠方の場合や時間のご都合があわない方は、スカイプなどでも可能です。

90分のマンツーマンセッションを全6回織り交ぜながら、一緒にかたちにしていきます。

第1回 テーマを決める
第2回 目次を作る
第3回 原稿を書く
第4回 電子書籍を作る
第5回 電子書籍を出版する
第6回 電子書籍を育てる

おおまかにはこのような流れで進めていきます。

 

本の企画段階でのアイデアや目次の構成、さらには原稿の書き方や電子書籍の作り方など、コーチングセッションを通じて、具体的に一緒にかたちにしていきます。

また、今回お話しした出版登録に関しても、登録から出版に至るまで実際に一緒に進めていきながらサポートいたします。

さらには、別途アプリケーションが必要となる表紙の制作、電子書籍の制作については、私が担当して制作いたします。

ご自身で作っていただいても良いですし、難しければ、表紙のイメージなど、ご相談しながら、私の方でお作りしていくことも可能です。

こうやって、一度電子書籍の作り方を一連の流れで覚えてしまえば、後は自分で何冊でも生み出していくことができます。

そうやって、最初の一冊を一緒に作ることで電子書籍の作り方をマスターしてください。

 

お一人お一人個人コーチングを実施させていただくため、できる人数も限られてしまいますので、もしご興味ある方はお早めにお申込ください。

電子書籍出版コーチング

 

まったくのゼロの状態からでも大丈夫です。

一緒に電子書籍を作って、一緒にコンテンツをかたちにする喜びを分かちあいましょう。

後は自分で何冊でも生み出していってください。

そうやって、最初の一冊を一緒に作ることで電子書籍の作り方をマスターしてください。

セルフパブリッシングの時代はまだまだはじまったばかりです。

だからこそ、そこにチャンスがあるのだと思っています。

 

野イチゴを探しにいく

作詞家の秋元康さんが、以前チャンスについて語るお話しの中でこのように言っていたのを覚えています。

「みんなが集まっている野原には、野イチゴはありません。だから、野イチゴがたくさんありそうな未開の場所を探すのです。」

チャンスという野イチゴを探すためには、人がいないところで勝負しなさいということだと思います。

 

私も人が少ないところでチャレンジするようにしています。

今後の電子書籍の波を感じて、コツコツと活動しています。

日本だけでなく、英語版も制作し、海外での販売にもチャレンジしています。

あまりやる人がいないからこそチャンスがあるのです。

 

成長期は、わかりやすいかたちで現象が目に見えてきます。

しかし、それが完全に目に見えて現れてきてからでは遅いのです。

目に見えてくる前にどれだけの準備をしているかにかかっているのです。

水面下でどれだけの活動をしているか。

まさに、それが野イチゴを探しにいくということだと思っています。

 

あなたも一緒に野イチゴを探しに行きませんか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

篠原伸介

ABOUTこの記事を書いた人

パーソナルコーチ。株式会社SKIP 代表取締役。システム開発会社にて通信分野のシステム開発・企画を経て、独立。パーソナルコーチングの他、個人や企業のメディア戦略をサポートしている。