「もし1日2ドルで生活しなければならない時、あなたはどうやって生活を向上させますか?」
この問いに対して、あなたはどのように答えますか?
大富豪ビル・ゲイツはこのように答えました。
「ニワトリを育てます」
全世界において貧困層の人たちは、1日約2ドル(国際貧困ライン:1日1.9ドル未満)で生活していると言われています。
ビル・ゲイツの考えは、1日2ドルをその日の食べ物で消費するのではなく、ニワトリを育て、そこから富の循環を作りなさいという考えです。
ニワトリはタマゴを生みます。
一部のタマゴを栄養としていただき、一部のタマゴでニワトリを育てます。
その育てたニワトリから新たなタマゴが生まれますし、育てたニワトリを人に提供してお金に換えることもできます。
また、そこから資金が生まれ、良質なエサを購入したり、さらに良い環境を作っていくことができます。
そうやって、富の循環を作りなさい、と。
実際に5羽のニワトリからスタートして、1年もすれば10万円以上の収入を生み出すことができるそうです。
極限の貧困状態の基準は年収7万円ですから、この取り組みが極限の貧困状態から抜け出すきっかけになるのです。
私はこの話を聞いて、実際にニワトリを育てる取り組みもそうですが、この発想自体に大富豪の発想を感じました。
その発想とは、「消費」から「投資」への転換です。
金額の大小は関係ありません。
小さな流れは、やがて大きな流れを生み出すのです。
篠原伸介