なぜモデリングがうまくいかないのか?

コーチング用語に「モデリング」というものがあります。

モデリングとは、「何かしらの対象物を見本(モデル)に、そのものの動作や行動を見て、同じような動作や行動をすること」を言います。

 

何かを上達させていくためには、その分野で成功している人をモデリングすると良いと言われます。

しかし、モデリングは、表面的なカタチだけを真似してもあまり意味がないと考えています。

 

たとえば、イチロー選手に憧れ、ヒットをたくさん打ちたいと思ってる人がいるとします。

 

そこでイチロー選手をモデリングし、バットを立て、同じように構え、スイングしたとしても、イチロー選手のようにヒットが打てないのは容易に想像できるでしょう。

どれだけ精巧に真似たところでうまくいかないと思います。

 

なぜならば、表面的な行動だけをモデリングしてもうまくいかないからです。

 

イチロー選手独特のバットを立てるポーズがありますが、あれはただバットを立てているのではなく、バックスクリーン付近にある目印に向けて、その目印とバットを重ね合わせているのだそうです。

そして、ただ重ね合わせているわけではでなく、いつも同じ目印にバットを重ね合わせることで、意識を集中し、自分のパフォーマンスを最大限に発揮できる精神状態にもっていくようにしているのだそうです。

 

つまり、ここでモデリングすべきなのは、バットを立てるポーズではなく、自分のパフォーマンスを最大限に発揮できる精神状態に自分をもっていくことなのです。

そして、そのための行動は人それぞれであっていいのです。

 

したがって、モデリングすべきは、表面的な行動ではなく、その人がいつも意識していることです。

 

それこそが、モデリングにおいて重要な視点なのです。

 

あなたのパーソナルコーチ
篠原伸介

ABOUTこの記事を書いた人

パーソナルコーチ。株式会社SKIP 代表取締役。システム開発会社にて通信分野のシステム開発・企画を経て、独立。パーソナルコーチングの他、個人や企業のメディア戦略をサポートしている。