AKB48がブレイクした秘訣は「握手」にある by 高城剛

白本3(高城剛 著)

今回はご紹介する本は、高城剛さんの「白本3」です。

以前ご紹介した「白本」「白本2」に続く第三弾となります。

 

白本3(高城剛 著)

大人気の高城剛メールマガジン「高城未来研究所 Future Report」の中のひとつである、読者とのQAコーナーを再編集した、あたらしい時代を生き抜くために必要な知恵の集大成『白本』シリーズの第三弾。

 

世界を旅しながら、そこで感じたことを発信しているメディアクリエイターの高城剛さん。

定住を持たない「ノマドワーカー」なんて言葉が流行った時期もありましたが、まさにその先駆者のような方です。

私も2012年に出版された「モノを捨てよ 世界へ出よう」を読み、そのような生き方に憧れを抱きました。

 

今回は、高城剛さんが出版社を通さずに、セルフパブリッシングで出版した白本シリーズ・第三弾「白本 参」から、情報化時代における身体論に感する学びをご紹介させていただきます。

 

AKB48がブレイクした秘訣は「握手」にある

Q. 52 以前、「仕事の上でもっとも大事だと僕が思っているのは『握手』なんです。『握手』すると、仕事が思うように運びますよ。また、そのことが、なによりも疲れない理由です」と話されていましたが、なぜ握手がそこまで大事なのでしょうか?

A. もし、AKB48から「握手」を差し引いてしまったら、ここまでブレイクすることはなかったのは明らかです。では、なぜ握手がそこまで大事なのでしょうか? 実はビジネスでも同じだと思いますよ。情報化時代が進めば進むほど、身体性や価値は高まるものだと思いますね。触れると「感じる」ように、人はできているのです。

 

「同じ場所に三日といない」と言われる高城剛さん。

世界中を飛び回りながら仕事をし、さまざまな文化の人と交流してきたからこその言葉なのだろうと思います。

 

よく「経験に勝る情報はない」とも言われています。

 

以前、このようなこともおっしゃっていました。

例えば、日本中のおいしいラーメン屋を実際に食べ歩いた人(A)と、日本中のおいしいラーメン屋を実際に食べ歩いた上に、さらにイタリア中のおいしいパスタを食べ歩いた人(B)と、日本のラーメンとイタリアのパスタの情報だけに精通していて、それなりに知っている人(C)がいるとすると、どの人もそれなりにスゴいのですが、僕はBの人の話しか興味がありません。

「ふたつ」以上の場所とジャンルで、「実際に」経験し、おそらくそれなりの「失敗」もあった上で、「俯瞰的に」話しているはずだからです。 Cの人は、情報に精通しているでしょうから失敗がない上に、その情報のほとんどはインターネットや書籍から集められたものだと思います。このような方、どなたのまわりにもきっといらっしゃいますよね。Aの人は、それなりに面白いのですが、アンバランスで俯瞰的に物事を判断できてないことが多いと思います。また、Bの人は自分の体験談をあえてネットなどには掲載しません。なぜなら、ほとんどのインターネットにある情報は、AとCによって形成される上にオートマトン的に増殖し、そこに埋没してしまうことを理解し嫌うからです。ですので、僕にとっての情報とは、インターネットにのらず、「実際の体験」に基づき、「ふたつ」以上の場所とジャンルにまたがって冷静な判断をされたものだけで十分で、その他はあまり重要ではありません。ということは、このようなインターネット上にのらない情報をいかに入手できる立場になるか?に尽きるのです。

では、どのようにしたら、そのような立場になれるのでしょうか? もう回答は書きました。日本中のおいしいラーメン屋を実際に食べ歩いた上に、イタリア中のおいしいパスタを食べ歩いた人(B)になるのです。そのような人物にご自身がなれば、必要な情報は必ず集まります。 そして、はじめは情報を元にイタリア中のパスタを食べ歩いていましたが、気がつくと「勘」で名店を見つけ出せるようになるものです。ここに「情報」を超えた真偽を見極める力が備わります。しかし、日本のラーメンとイタリアのパスタの情報に精通していて、それなりに知っている人(C)を目指してしまうと(もしくは結果的になってしまうと)、情報と共にご自身も埋没してしまうものです。

情報とはただの素材であり、たとえインターネットにのっていないおいしい素材を入手できても、その素材の調理法とも言うべき「経験による見方」や「独自の勘」がなければ、素材は活かせません。また、情報を多く得ることは、失敗しないための防波堤にはなりますが、成長をすることや生き抜く力を磨くことは妨げます。ですので、できる限り情報を捨て、恐れず、失敗を重ねてください。

情報化時代におけるスタンスとしてとても興味深い視点です。

 

そして、先ほどのAKBの「握手」の話も、ここに通じるものがあるのだと感じます。

 

AKBがインターネット上でコンテンツを配信していただけでは、おそらくブレイクしなかったのだろう。

ファンとの握手を通じて、そこにしかないたったひとつの「体験」を共有することに秘訣があるのかもしれません。

 

高城剛さんがいつも「アイデアは移動距離と比例する」とおっしゃっていますが、移動しながら見たり感じたりするという体験・経験の中からアイデアは生まれてくるということ。

まさに「経験に勝る情報はない」なのです。

 

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どうぞご参考にしてください。

あなたのパーソナルコーチ
篠原伸介

ABOUTこの記事を書いた人

パーソナルコーチ。株式会社SKIP 代表取締役。システム開発会社にて通信分野のシステム開発・企画を経て、独立。パーソナルコーチングの他、個人や企業のメディア戦略をサポートしている。